青バフをmidレーナーに渡すべきでない理由

まず青バフについての基本事項を確認しておきましょう.

 

・5分に一度沸く

・(5 + 最大マナ(気)の1.0%)のマナ(気)を毎秒回復する

・+10% クールダウン短縮

 

では本題に入ります.

 

ソロキューで青バフはジャングラーがとるべきでミッドレーナーに渡すべきではありません.

 

様々なブログや配信者などの発言で青バフはミッドレーナーに譲るべきと言われており,ジャングラーは譲るのが当然という風潮がつくられています.

そんな風潮に対して一石を投じてみたいと思います.

 

ここで言う青バフとは2周目以降から青バフのメリットが消える,cdrを40%稼いでマナの心配がほぼいらなくなる時間(3,4,5周目くらい)まで青バフのことを言うこととします.

 

ジャングラーが青バフをとることのメリットを紹介します.

 

  1. ジャングラーのマナの維持が楽になる.
  2. cdrによりジャングルクリープを狩るのが速くなり,ガンクしやすくなる.
  3. 経験値,ゴールドが入る
  4. 不人気ロールであるジャングルの人気が上がることにつながる.

 

1について

1.のメリットは特にapジャングラーなどで大きいでしょう.フィドルやアムムなどのマナがきついチャンプではマナが無いがゆえにガンクができないということがあります.ジャングラーが青バフをとることによってガンクが増え,レーナーも楽になるのです.

2について

2.のメリットはあまり実感できるものではないかもしれません.cdrが無駄になるチャンプはいません.ブリンクのcdがすぐに上がることにより生存できたり,敵をキルに持っていける場面が増えます.

3について

ジャングラーは2週目のバフのタイミングでレベル6になることが多いです.レベル6は多くのチャンプで大きなパワースパイクとなります.青バフをミッドレーナーに譲ることによりレベル6が遅れ,小規模戦で不利となります.ゴールド面でもレーナーと差がつき,キャリーしにくくなります.

4について

いま不人気ロールはトップとジャングルであると言われます.ミッドレーンは試合への影響力が大きく,人気ロールです.その理由の一つに青バフを貰えることがあるのではないでしょうか.ミッドレーンの人気下がり,ジャングルの人気が上がればどこでもオプションで自分のやりたくないレーンをやらされることが減り,win-winなはずです.

 

そもそも青バフを譲るということはミッドレーナーを信頼するということです.ミッドレーナーとのデュオであれば,今後の人間関係のことも考えて譲るという判断をしてもよいと思います.しかしそうではない場合,ソロキューにおいて誰ともわからない人を信頼していいのでしょうか.

デュオでのブースティング行為(マンブー,チンブーなど)は一方がもう一方にキャリーしてもらい自分の実力以上のレートに上げる行為であり,批判の対象となります.これと青バフをミッドレーナーに譲り,ミッドレーナーにキャリーしてもらうこと,なにが違うのでしょうか.

 

青バフはジャングラーが取るべきという意見に対しての反論として多いのは次のようなことです.

 

  1. ミッドレーナーのマナの維持が楽になる.ロームもしやすくなり,相手のジャングルの視界コントロールをしやすくなる.
  2. ミッドレーナーが対面に負けていたとしても譲ったほうがよい.なぜならば青バフのマナを使ってミニオンさえ処理できればタワーが削られるのを食い止められる.
  3. ミッドレーナーと青バフに関して揉めることがなくなる

  

2.関しては対面に負けていた場合,日本鯖のガバガバマッチングではそうも言えないと思います.プラチナとチャレンジャーがマッチする日本サーバーでは青バフを持ったところでどうにもならない場合も多いです.

 

3.に関してはミッドレーナーの人格にもよるので完全に避けることは不可能でしょう.しかし,次のような対策を取ることで揉めごとが起こる可能性を最小限にできるでしょう.

・ミッドレーナーがレーンを離れられないタイミングで取りに行く.

・(ミッドレーナーが寄ってきていた場合)sryと言いつつ取る.

・"next blue is yours"などと言いつつとる,なども有効